離婚する夫婦は3組に1組と言われるほど、離婚する夫婦は珍しくありません。
「結婚したけど離婚したら大変って聞くから心配・・・」という声もあります。
ここでは、結婚した人が離婚しないためにすることを解説します。
目次
離婚の現状
日本の離婚率
上のグラフは婚姻件数、離婚件数、再婚件数の割合を示したグラフです。
1970年代比べて現代では婚姻件数は減少傾向ですが、離婚件数や再婚率は上昇傾向にあることがわかります。
子供がいても離婚している夫婦が6割
上のグラフは、離婚時に子供がいるか、いないかを表したものです。
「子供がいるのに離婚するの?」と疑問に思う人も多いでしょうが、現実的には離婚件数の6割は子供がいても離婚していることがわかります。
なぜ離婚してしまうのか?
【男女別】離婚理由
上の表は離婚申し立て動機の件数を表しています。
妻の方が申し立て動機件数が多いことから、女性から離婚を切り出すことが多いことがわかります。
男女ともに離婚理由で一番多いのが「性格が合わない」です。
また、男性で唯一女性よりも多かった離婚の動機が「同居に応じない」です。
なぜ妻が同居に応じないのか根本的な理由は個別性の高い問題ですが、妻から別居を申し出たり、子供を連れて家を出ていく話もよく耳にします。
性格の不一致とは
離婚理由の第一位が男女ともに「性格の不一致」によるものです。
離婚理由が浮気や借金ですとわかりやすいのですが、離婚理由を一言で言い表せられない場合が多いです。
性格の不一致とは以下の原因を総称したものと考えてください。
- 生活感が合わない
- 将来のビジョンが合わない
- 物事を決める際に話し合いができない
- 居住スペースの言い争い
- 生活時間が合わない
- 喧嘩しても仲直りができない(謝ることができない)
など。
元々違う暮らしをしてきた二人が同居するのですから、いろんな不一致が重なり生活を共にするのが難しくなってくるのです。
結婚相談所で結婚すると離婚しづらいわけではない
2021年9月21日 ~ 2021年9月21日に全国20歳以上の既婚男女69名(男性48名・女性21名)を対象にしたインターネット調査では、「結婚相談所で結婚した相手と離婚した人」は38%というデータがあります。
日本の離婚率は35%前後ですので、どちらかといえば、前述の調査では結婚相談所の方が離婚率は高くなっています。
母数の少ない調査でもありますし、誤差と言っても良いくらいのデータですが、結婚相談所だからと言って離婚率が極端に低いわけではありません。
一般的にはお見合い結婚の方が離婚率は低いと言われていますが、昔はお見合い結婚が多かったわけですので、昔の人と現代の結婚を比較して離婚率が低いと言われている可能性もあります。
結婚相談所で結婚する方が離婚しづらい環境は作れる
結婚相談所をうまく活用すれば、離婚はしづらくなります。
結婚後も考えている結婚相談所を選ぶ
結婚相談所のお仕事は結婚してもらうことですので、その先の結婚生活はノータッチになってしまうこともあります。
そのため結婚がゴールになってしまいがちです。
結婚相談所を選ぶなら、
- 幸せな結婚生活を送ること
- 離婚しないこと
まで親身になって考えてくれる結婚相談所を選んだ方が良いです。
結婚相談所をうまく活用すれば、 幸せな結婚生活、離婚しない結婚生活まで作れる環境にあります。
結婚相談所は結婚を前提に異性との出会いを提供しているサービスです。
結婚相談所の利点は、
- 本気で結婚したい人が集まっている
- 独身証明書や年収証明などを提出
- カウンセラーに相談できる
- 仮交際では複数人から交際相手を選べる
など。
結婚相談所には、マッチングアプリや婚活パーティーにはない結婚するための仕組みが整っています。
カウンセラーに相談できる
結婚相手を選ぶ際に迷うこともあるでしょう。
結婚相談所の一番のメリットは、カウンセラーがいることで客観的な意見をもらえることです。
当相談所「結婚相談所relife(リライフ)」のカウンセラーは、いろんな結婚の事例や離婚した話も聞いていますので、多角的な助言をすることができます。
結婚相談所で結婚したけど離婚してしまう人の特徴
結婚したけどその後に離婚してしまう人の特徴を見てみましょう。
- 妥協して結婚した
- 周りに流された
- 焦らされた
- 自分のこだわりの条件で選ばなかった
- メンタルが不安定だった
- 釣り合わない相手だった
- 生活感が合わない
- 子供が欲しかったけどできないことが判明した
婚活に悩んでいる人は、「結婚すると婚活から解放される」「これで私も幸せになれる」と肩を撫で下ろすかもしれません。
しかし、「これなら結婚しないほうが幸せだったかも」と結婚後に後悔する人もたくさんいます。
結婚に夢を見るのではなく、現実的に地に足がついた結婚生活をイメージすることが大切なのです。
結婚したから幸せになるわけではないことを覚えておいてほしいです。
幸せになるために結婚するのです。
結婚した人が離婚しないためにすること
交際中に結婚生活を話し合っておく
結婚してから価値観が合わずに離婚してしまうケースが多いので、結婚前にお相手とよく話し合っておくことが大切です。
- 結婚に向けてのこだわりはあるのか
- どんな結婚生活にしたいのか
- 仕事は続けるか
- どこに住むのか
- 家は買うのか、借りるのか
- 子供は欲しいか
- 子供への教育方針
など、たくさん話し合っておきましょう。
焦って結婚しない
婚活を早く終わらせたいためや、周りに流されたり急かされて結婚を急ぐと離婚の危険が高まります。
結婚したからといって必ずしも幸せになるわけではありません。
「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔するかもしれません。
結婚すると婚約指輪や結婚式、新婚旅行などのイベントで幸せを実感するでしょうが、結婚直後がピークであとは苦痛な毎日を送ることになるかもしれません。
結婚は焦ってするものでも周りに流されてするものでもありません。
現実的に生活をイメージして結婚に臨むようにしましょう。
お泊まりや旅行で生活習慣を知っておく
尚、結婚相談所(IBJ)のルールではお泊まりや旅行は成婚になります。結婚相談所以外の出会いや成婚退会後にお泊まりや旅行に行くようにしましょう。
結婚前に結婚生活の価値観を擦り合わせていても、いざ同居してみると小さいことでストレスを感じたり、意外な一面を知って嫌になることがあるかもしれません。
例えば、
- 朝にシャワーを浴びる
- 洗面所占領する
- 朝に掃除機をかける
- 朝に洗濯物を干しておく、夜に干す人もいる
- 目覚ましをかけないと起きられない
- 寝るのが遅い
- 皿の洗い方が雑
など。
違う環境で生活してきた二人ですから、本人にとっては当たり前のことでもお相手にとっては当たり前でない場合も多いです。
なので、交際中からお泊まりや旅行を通して、お互いの生活の癖や習慣を知っておくのが良いでしょう。
カウンセラーに相談する
結婚したら離婚しない。子供ができたら離婚しない。
そんなことはありません。
離婚している人も簡単に離婚した人ばかりではありません。
離婚したからこそ、何が問題で離婚してしまうのかは初婚の方よりも理解しています。
当相談所「結婚相談所relife(リライフ)」のカウンセラーも離婚を経験していますので、経験者の意見を聞きながら婚活に励むのも良いでしょう。
あなたも離婚する可能性があるかも?
婚活を通してようやく結婚した人は、「一生をこの人と添い遂げる」と安心感とワクワクでいっぱいになります。
まさか自分が離婚するなんて・・・
とは思わないですよね。
日本は3組に1組が離婚しています。
その離婚した1/3の人たちも結婚した時は希望に満ち溢れていたし、パートナーを愛していたのです。
でも、離婚してしまうことがあるのです。
離婚すると想像以上に大変ですし辛いです。
それでも離婚してしまうのです。
「なんで離婚するの?」「自分は簡単に離婚しない」そう思っている人は危険です。
「子供がいるのに離婚するなんて最低!」
そう考えている人も離婚する人の6割が子供がいて離婚しているという事実を知っておいてください。
当然、「自分は離婚するかも」と考えて結婚する人はいませんよね。
それでも離婚することがあるのです。
離婚したからといっても不幸ではありませんし、離婚した方が結婚しているよりも幸せな場合だってあります。
結婚したら幸せになるわけではありません。
幸せではない結婚ならしないほうが良いのです。
だからこそ、なぜ離婚してしまうのかを知ることや、どうすれば幸せな結婚生活が送れるのかを知ることが大切なのです。