最近、30代後半の女性からこんな相談をいただくことがあります。
「子どもは絶対ではない。」
「夫婦二人で穏やかに暮らす人生もいいなと思っている。」
「子供を望まない。そんな価値観でも婚活はできますか?」
いわゆる「DINKS(共働き・子どもを持たない夫婦)」という考え方です。
昔は少数派という印象がありましたが、今は価値観が多様化し、結婚の形もさまざまになっています。
ただ、婚活市場には一つの現実があります。
実際には、子どもを望んで婚活をしている人の方が圧倒的に多い。
その現実を知った上で、自分に合う相手を探すことが大切です。
目次
DINKSという考え方は特別ではなくなってきている
DINKSとは、「Double Income No Kids」
つまり、「共働きで、あえて子どもを持たないライフスタイル」を選択する夫婦のことです。
近年は、
- 仕事を続けたい
- 夫婦二人の時間を大切にしたい
- 経済的なゆとりを重視したい
- 子育て以外にも人生の目標がある
という理由から、この子供を持たない価値観を持つ人が少しずつ増えています。
しかし、婚活市場では「子どもが欲しい」という人が多数派
ここは現実として知っておいた方が良い部分です。
IBJが婚活中の男女1,356人を対象に行った調査では、
「将来、子どもを希望している」または「希望しているが不安や懸念がある」
と回答した割合は、
- 男性 67.9%
- 女性 58.7%
でした。
さらに、20〜30代だけを見ると、
- 男性 91.7%
- 女性 88.6%
と、約9割が子どもを望んでいるという結果になっています。
(参考:2024年8月IBJ調査レポート)
つまり、30代前半くらいまでは、「結婚するなら子どもも欲しい。」という考え方が婚活市場では主流と言えるでしょう。
婚活で本当に大切なのは「子どもを望むか」という価値観
2026年に公開された研究では、年齢に次いで、「子どもに対する考え方」が結婚相手を選ぶ上で非常に重要な要素であることが示されています。
(参考:結婚前の家庭行動に関する好みに基づく結婚相手の選択)
しかも子供に対する考え方の重要度は、学歴よりも高いという分析結果でした。
つまり、
- 年収
- 身長
- 見た目
- 学歴
だけではなく、「子どもを望むかどうか」という価値観そのものが、結婚相手を選ぶ際の大きな判断材料になっているということです。
私の周りでも交際中に、
「実は子どもは考えていません。」
「私はどうしても欲しいです。」
という価値観の違いで交際終了になったケースを見てきました。
30代後半女性は、DINKSという価値観が合う男性と出会いやすくなる可能性がある
ここで大切なのは、「30代後半女性の方がDINKS婚活が成功しやすい」という確定的な統計は存在しないということです。
ただ、婚活市場には一つの変化があります。
IBJが2024年に婚活者1,822人を対象に行った調査では、
結婚後に子どもを希望する割合は、
- 20代 88.7%
- 30代 89.1%
- 40代 76.0%
という結果でした。
(参考:IBJ2024年9月)
つまり、40代になると、
「子どもにはこだわらない。」
「相手と相談して決めたい。」
という層が一定数増えてくることが分かります。
もちろん、40代でも子どもを強く希望する男性はたくさんいます。
しかし、20〜30代と比較すると、価値観の幅が広がってくるのは事実です。
DINKS希望なら、こんな男性と相性が合いやすい
私が日々相談を受けていて感じるのは、次のような男性は比較的価値観が合いやすい傾向があります。
- 仕事や趣味が充実している
- 夫婦二人の時間を大切にしたいと考えている
- バツイチ子持ち(別居)で前妻との子供を大切にしたい
- プロフィールで「子どもはこだわらない」としている
もちろん個人差はあります。
ただ、「絶対に子どもが欲しい。」という男性を説得するより、最初から価値観が近い人を探した方がお互い幸せな結婚につながりやすいと感じています。
まとめ
近年、日本ではDINKSというライフスタイルも少しずつ認知され、多様な結婚観が広がっています。
しかし、婚活市場では20〜30代の約9割が子どもを希望しているという調査結果もあります。
最新の研究では、「子どもに対する価値観」は、結婚相手選びにおいて年齢に次ぐ重要な要素であることも示されています。
一方で、40代になると「子どもを希望する割合」は76%となり、相手と相談したい、子どもには強くこだわらないという層も増えてきます。
だからこそ、DINKSという考え方を持つこと自体が問題なのではありません。
大切なのは、自分の価値観を無理に変えたり隠したりするのではなく、同じ未来を描ける相手を見つけること。
それが長く幸せに暮らせる結婚への一番の近道だと私は考えています。