婚活をしていると、どうしても結婚相手の「条件」を見ますよね。

年齢、年収、仕事、住んでいる場所、結婚歴、子どもの希望。

さらに交際に入ると、住む場所はどうするのか、仕事は続けるのか、家事はどうするのか、お金はどうするのか。

いろんな条件や考え方が出てきます。

婚活で条件を見ること自体は悪くありません。

ただ、結婚相談所で婚活をサポートしていて、私は「条件が合う人を探すこと」以上に大切なことがあると思っています。

それは、「条件が合わなかったときに、二人で話し合える人なのか」ということです。

今回は、婚活で結婚相手を選ぶときに、条件や価値観の一致以上に大切だと思うことについてお話しします。

条件が全部合う結婚相手はなかなかいない

婚活では、「価値観の合う人がいいです」という話をよく聞きます。

私も、ある程度は価値観が合っていた方がいいと思います。

ただ何から何まで最初から同じ人を探そうとすると、結婚相手を見つけるのはかなり難しくなります。

育ってきた家庭も違う。仕事も違う。これまで経験してきたことも違う。

お金の使い方も違えば、家族との距離感も違います。

そんな二人が結婚するわけですから、違うところがあるのは当たり前なんですよね。

むしろ婚活中に「価値観が合う」と思っていても、結婚して一緒に生活すれば、「そこ、そう考えるんや」ということはいくらでも出てきます。

大切なのは「意見が違ったとき」

私が結婚相手を見るうえで大切だと思うのは、意見が合っているときではなく、意見が違ったときにどうなるかです。

例えば、自分はこうしたい。でも、相手は違う考えを持っている。

そのときに「合わないから無理」で終わるのか。

それとも、「なんでそう思うん?」「何が心配なん?」「じゃあ、どうしたら二人とも納得できる?」と話ができるのか。

結婚相手を見るなら、「意見が違ったときにどうするか話し合えること」がとても重要です。

最初から考え方が同じだからうまくいくのではなく、考え方が違ったときでも二人で話し合えるから、関係を続けていけるのです。

相手の心配にどう向き合うか

もう一つ大切なのが、相手が心配していることに、どれだけ向き合おうとするかです。

例えば自分にとっては、「そんなに気にすること?」と思うことでも、相手にとっては大きな問題かもしれません。

ここで「俺は気にならないから大丈夫」「私はそう思わないから」と終わってしまったら、相手の心配は何も解決していません。

大切なのは、その心配が正しいか間違っているかではなく、「この人は何を心配しているんだろう」と考えることです。

「じゃあ、どうすれば安心できる?」と一緒に考えること。

これは婚活だけではなく、結婚してからもずっと必要になる考え方です。

婚活では条件より「調整し合える人」を探す

結婚は完成された二人が出会って、「全部合いました。結婚しましょう」というものではありません。

違う人間同士が一緒になるわけですから、当然ズレます。

そのたびに話して、相手の考えを聞いて、自分の考えも伝える。

必要なら自分の考えを変えることもあるし、相手にも少し譲ってもらうこともある。

そうやって、二人でちょうどいいところを探していく。

だから婚活で気にした方がいいのは、「自分と条件が合う人」だけではなく、「お互いに調整し合える人」なのです。

婚活の条件を増やしすぎると大切な部分が見えなくなる

年齢、年収、仕事、住んでいる場所など、婚活の条件を細かく設定すると相手を探しやすくなります。

その条件だけで結婚相手を見ていると、本当に大切な部分を見落としてしまうことがあります。

条件が多少違っていても、話し合える。柔軟に考えられる。相手の気持ちを聞ける。問題が起きたときに一緒に考えられる。

そういう人なら、結婚後に何かあっても二人で対応していける可能性があります。

逆に条件がほとんど合っていても、少し意見が違っただけで「じゃあ無理ですね」となってしまう関係なら、結婚後はかなり大変です。

婚活中の意見の違いは悪いことだけではない

婚活中に意見の違いが出ること自体は、必ずしも悪いことではないと思っています。

むしろ、その人が結婚相手としてどうなのかを見るチャンスでもあります。

自分が困ったときにどうしてくれるのか。意見が違ったときに話を聞いてくれるのか。自分の考えだけを押し通すのか。それとも、二人で落としどころを探そうとしてくれるのか。

条件や価値観が違ったときこそ、その人が結婚後にどんなパートナーになるのかが見えてくるのではないかと思います。