結婚相談所は特定商取引法の特定継続的役務提供に該当するサービスです。     

無形商品を提供するだけにトラブルも抱えやすい職業です。       

結婚相談所の年間トラブル件数は、国民生活センターに1000〜1500件ほどあるようです。     

結婚相談所を運営する人も結婚相談所で婚活をする人もトラブルはできることなら遭遇したくないですよね。

紹介相手の質が悪いとクレーム

「かなり年上から申し込みが来てショック」や「ハイクラスと聞いていたけど実際は少数」など、紹介相手の質が悪いとの苦情は多いです。 

ちなみに他の結婚相談所と連盟が同じなら、システムも同じなのでハイクラスの人ばかりが集まるとは限らないのです。

お見合いで思っていた人と違う人がきた

写真はベストショットを使うことが多いので、実物より盛られていることもあります。     

それはお相手相談所の事情なので、多少は仕方がない部分もあるのですが。       

身長を盛ったり、体重を極端に少なく記載したりするとトラブルになっても仕方がないでしょう。結婚相談所の信頼のためにも嘘の記載はしないことです。

ましてや独身証明書の提出がなかったり、年収証明の書類を提出してもらっていないなどは論外です。   

会員数が少ない

紹介数が少ないとの苦情もあるようです。     

結婚相談所に入会する際には、どの連盟に加盟しているか確認しましょう。     

会員数の少ない連盟だと紹介できる人数も少なくなります。       

IBJだと8万6千人以上の会員がいます。(2023年8月末のデータ)     

ちなみに、当相談所「結婚相談所relife(リライフ)」もIBJ加盟店です。

成婚料を悪質に迫られる

「交際期間が3ヶ月経ったから成婚退会してください」と急かされるのは問題です。     

3ヶ月ルールはあくまでも目標であり、目安です。       

成婚の定義を確認しておきましょう。       

入会時に成婚について具体的な説明があれば従うべきですが、後付けで悪質な成婚を迫ってくるのは問題です。     

成婚の定義とは?

IBJですと以下のように成婚を定義しています。

  • 婚前交渉
  • 結婚の口約束、同居、同棲した場合(短期間や宿泊・宿泊を伴う旅行も含む)
  • 交際期間が 6 ヶ月を経過した場合(基準日は、お見合いをした日からとします) 
  • 退会後、過去に相談所を通じてお見合いした方と結婚した場合       

当相談所「結婚相談所relife(リライフ)」もIBJの成婚の定義に従って運営しております。   

お金に関するトラブル

お金に関するトラブルは多いですね。     

説明もなく徐々に月会費を上げていったり、後々お金がかかるプランに変更されるなどは問題です。       

キャンペーンなどで一時的に料金が安くなっていて、後で料金が上がるなど、契約時にそのような文言があるなら問題ないでしょうが、断りなしに料金を変更するのは問題です。

なかなか退会させてもらえない

中途解約は消費者の権利です。     

また中途解約時に多額の違約金を請求されるのも悪質です。       

入会時に違約金の説明はあったでしょうか?     

入会時に消費者がわかるように下線を引くなどで理解を得た状態で契約することが義務付けられています。     

ちゃんと説明は受けていたかは争点になるでしょう。       

「そんなの聞いてないよ」「しかも、サインもしてないよ」ということであれば、事業者側に問題があります。       

退会まで不自然に時間がかかることで、その分月会費がかかるのも問題です。     

入会時に、いつまでに退会を申し出るか明記しておく必要があります。     

特商法では退会の申し出方法に問わず、申し出があれば応じる必要があります。

嘘の説明を受けた

「徹底的にサポートします」とは謳っておきながら、全くサポートなし。     

これも特商法違反です。       

サービス内容を明確にし、事前に説明し了解とサインをいただく必要があります。     

高いコースに誘導してくる

後でオプションを進めてくる。     

これだけの金額で婚活できると思っていたのに、後でお金がかかるようなサービス設計になっているなど。     

最初にどれだけ活動費用が必要かを確認しておきましょう。       

納得がいかないなら、場合によってはクーリングオフや中途解約も検討しましょう。

しつこい勧誘

  • 入会時のしつこい勧誘
  • 会時のしつこいプラン変更   

のトラブルもあります。     

消費者は、     

  • クーリングオフ
  • 中途解約   

の権利があります。       

過剰な引き止めの被害にあったなら、国民生活センターや消費生活センターへ相談することも考えましょう。

ルールを守らない

  • 独身証明書 
  • 年収 
  • 身分証     

などの必要書類の提出を義務付けていない相談所は論外です。       

また、IBJの場合は婚前交渉はNGとされています。 

婚前交渉が発覚すれば成婚退会となります。     

  • 身長、体重
  • 趣味

の詐称も問題ですし、病気、宗教などを結婚間近まで隠すよう指示するのも問題です。       

個人情報保護により病気や宗教を自己紹介で記載する義務はありませんが、結婚を考えるのであれば早めに伝えておくことやお相手を安心させるための対策は思案しておくべきです。       

お相手相談所からのクレーム

  • 婚前交渉を迫られた
  • 暴言、過度なスキンシップで不快な思いをさせられた
  • 交際終了後に連絡をする

など       

会員への教育も必要になります。

個人情報保護方針の記載

健全な結婚相談所では、個人情報保護方針がホームページにも記載されています。       

どのような目的で会員さんの個人情報を扱い、どのように管理するかが記載されているはずです。     

個人で運営する結婚相談所も増えてきていますので、個人情報の管理を徹底している結婚相談所を選ぶようにしましょう。

これから結婚相談所を選ぶ人へ

まずは無料相談へ

トラブルの事案を見れば何を気をつけるのかわかるかと思います。 

これから結婚相談所の婚活を検討している人は、まずは無料相談を受けましょう。   

無料相談の際に、

  • 契約内容をわかりやすく説明してもらうこと
  • サービス内容を細かく聞いておくこと
  • 後々、お金がかかるオプションについて確認しておくこと

などが重要になります。      

ルールとマナーの説明を受けておく

結婚相談所のルールとマナーについて説明を受けておくことです。     

  • お見合いキャンセルの違約金
  • お茶代の支払いマナー

など、結婚相談所で婚活するにはルールを守って活動する必要があります。   

どこに加盟しているか

どこの連盟に加盟しているかで、会員数がわかります。

また連盟によっては、団体が合併してシステムが複数にわたることがあるのでユーザー視点では煩雑に感じるかもしれません。   

IBJは一つのシステムを使いますので、シンプルで使いやすいです。   

当相談所「結婚相談所relife(リライフ)」もIBJ加盟店です。     

契約を急がないこと

結婚相談所のマイナス面についても聞いておくことです。

  • お支払い方法
  • 連絡手段
  • サービス内容
  • 追加料金がかかるオプション

など気にしておきましょう。     

無料相談を受けて細かく説明を受け、納得がいくなら入会しましょう。       

後でやめることになっても、特商法によりクーリングオフや中途解約は可能です。       

他の結婚相談所と比較する

自分にあった結婚相談所を見極めるために、複数の結婚相談所を比べることも大切です。       

また、最近ではブログやYouTubeで情報発信をしているカウンセラーも増えてきているので、人となりもわかりやすいかと思います。