結婚相談所で婚活をするとどのような流れで結婚まで進むのか気になる人もいるでしょう。

結婚相談所には「仮交際」と「真剣交際」があります。

ここでは、仮交際から真剣交際までの流れを詳しく解説しています。

結婚相談所のご登録から結婚までの流れ

お見合い後に交際が成立すると仮交際に進みます。

お見合いから仮交際まで進む確率は33.8%(2022年IBJ調べ)です。 

複数人と仮交際ができ、仮交際中でも新規のお見合いをすることもルール上問題のないことです。

仮交際は1〜2ヶ月程度、デートは3〜5回が望ましいです。

一方、真剣交際に進むとお相手を一人に絞る必要があります。

仮交際から真剣交際に進む可能性は9.7%(2022年IBJ調べ)です。

仮交際では途中で交際終了になることが多く、仮交際の期間が婚活の中でも重要であるといえます。

仮交際で挫けそうになることもあるでしょうが、踏ん張りどころです。

真剣交際まで進むことができれば58.9%(2022年IBJ調べ)の方が成婚まで進むことができています。 

仮交際はお断りしてもいい?

最初に注意したいのが、お見合い成立後に一度も会わずに交際終了の申し出をした場合は違約金10,000円が発生します。(※支払う違約金は相談所によって異なる)

これはお相手への不誠実さとお相手相談所への迷惑料として課せられているものです。 

最初のデートはお見合いから1週間以内に会えると良いでしょう。

できるだけ早くお会いできる方がお相手との関係が築きやすくなります。

仮交際は複数人とできますし、お相手と結婚を考えられない場合は交際を終了するのは仕方がないことです。

お見合い後から仮交際までの流れ

お見合い後のファーストコール

お見合い後は仮交際に進むのか、お互いの意思確認をする流れとなります。

お見合い当日にカウンセラーに結果と感想を報告しましょう。

翌日17時までにお相手相談所へ結果報告をするルールとなっています。

お互いに仮交際成立の意思があれば、担当カウンセラーからお相手の連絡先を教えてもらえます。

仮交際が始まれば男性からファーストコールをすることがルール&マナーとしてあります。

できれば仕事終わりの余裕のある時間(21時頃)に男性から電話をするのが良いでしょう。

ファーストコールは10分程度で切り上げるようにしましょう。長くても30分くらい。意気投合するなら1時間くらいまでは良いでしょう。

電話の際も「今時間大丈夫ですか?」とお相手の都合を確認しつつ仮交際最初の会話を楽しみましょう。

ファーストコールでお相手の気に入ったところや自分の気持ちを伝えるとお相手への想いが伝わリます。

初デートもファーストコールの電話で約束をするのが良いです。

仮交際中の連絡頻度は?毎日LINEを送っても良い

仮交際中は連絡は毎日しよう

仮交際中の連絡は毎日しましょう。

LINEが苦手な人や忙しくて連絡する時間が取れないという人もいるでしょうが、連絡頻度が多い人の方が交際はうまくいきます。

少なくとも1日1通、できれば3〜5回以上はLINEを送るのが良いです。

相手の普段の連絡頻度を知ることも大切です。連絡頻度が減ると脈が薄れた可能性が高いです。

1日以上連絡が空くと関係性が崩れる可能性があります。

もし故意でなく連絡頻度を減らしてしまうと、お相手から脈なしと思われるので注意してください。   

LINEの内容

初デートまでにどんな連絡をすればいいのか迷う人もいるでしょう。

LINEの内容は初デートの話題をするのがおすすめです。

  • どんなお店がいいか
  • 何を食べたいか
  • どこに行きたいか
  • 好きな食べ物、嫌いな食べ物
  • お酒は好きか

などです。

他にはお見合い中に話した内容を深掘りするのも良いでしょう。 

仮交際中に電話はしていい?

仮交際中の電話はありなのか?

結論はありです。

ただし、初デートまでは無理に電話をしようとしなくても良いです。

基本的にはLINEや電話だけで仲良くなろうとせず、対面した時にお相手との時間を楽しみましょう。    

「電話が苦手」という人もいます、仲が深まっていないお相手と電話で話すことに抵抗を感じる人もいます。

無理に電話で仲良くなろうとしてしまうと、お相手にプレッシャーを与えてしまう可能性があります。

もちろん、電話を通して仲がより深まることもあります。

お相手が電話が好きか、それとも苦手なのかは確認しながら関係を築いていきましょう。

初デートの流れ

お見合い後の最初のデートは大切です。

初デートで、「やっぱり違うかも」と思われるのか、「やっぱりお見合いの印象通り素敵な人」と思われるかでその後の関係性が変わってきます。

女性はお見合いのお茶代を奢ってもらったお礼に、菓子などの荷物にならない程度の手土産を持っていくと好印象です。

初デートの服装

お見合いでは服装に気を遣っていたでしょうが、初デートでも同じく気を抜かないようにしましょう。

清潔感を意識して、あまりに派手な服装や変わった服装はどれだけ好きな服でも控えた方が良いでしょう。

初デートの場所や時間

初デートは2〜3時間程度、休日のランチか仕事終わりのディナーに誘いましょう。

事前にお店を予約しておけばスムーズにデートが進みます。

初デートの会話

お見合いでは、お互いの周辺情報(例えば、仕事や趣味の話)を質問しあっているのでデートの会話で沈黙が生まれてしまう可能性があります。

初デートの会話では何を話題にしていいかわからないという状況になることもあります。

「なんだか会話が弾まない」

「この人といると話題に困る」

こういった印象を持たれてしまうといけません。

初デートではお互いの共通の話題を引き出すように意識しましょう。

映画の話題になったなら「その映画面白そうですよね、一緒に観にいきたいですね」など次にも会う約束をつけても良いでしょう。

次のデートが決まれば共通の話題が自然と生まれるため、会話も気持ちも盛り上がっていきます。

お相手のことが気に入っているのであれば、直接「今日はとても楽しかったです。また次も会いたいです。」と素直に伝えましょう。それくらいの好意であれば伝えたほうがお相手からの印象も良くなります。

初デートの会計は奢る?割り勘?

真剣交際に進むまでは男性が食事代を出す方が女性からの印象は良くなります。

一方、女性は「奢ってもらって当たり前」の態度を出すと男性が引いてしまうため注意してください。

お会計問題は男女とも少々面倒な所作が必要かもしれませんが、女性も出すつもりでお会計の前に財布とお金を出しておくのが良いでしょう。

ベストなのは1件目のお店では男性が奢り、2件目か次のデートのお茶や軽食で女性がご馳走する流れです。

  • 男性ですと「ここは俺が出すから、次のお茶代は出してもらっていい?」
  • 女性ですと「この前はご馳走してもらったから、次は私が出すね」

と言って、次の約束をするのが良いですね。

お会計で奢るか割り勘するかは気にせず、持ちつ持たれつでご縁を繋ぎましょう。

デート後はすぐに連絡しよう

初デートの後は可能であれば家に着くまでにLINEで連絡をしましょう。

「今日は楽しかったです。また次会えるのを楽しみにしています。気をつけて帰ってくださいね。」と送りましょう。

翌日に連絡するのでは遅いです。

デート後はできるだけ早くLINEを送るのがお相手に良い印象を与えます。

NG行動

初デートの会話で、「俺のどこが良かった?」「なぜお見合い成立してくれたの?」などの野暮な質問はやめておきましょう。

仮交際に進めたからといっても、出会って2回目の間柄です。

最初のデートから手を繋ぐのも次期早々ですし、キスをするのもましてやホテルに誘うのもよくありません。

結婚相談所では婚前交渉は禁止されています。

婚前交渉のお誘いをすると、お相手やお相手相談所、担当カウンセラーからの信用を失ってしまう可能性があります。

NG行動とまではいきませんが、食事のお会計で男性が食事代を奢らない、女性がお会計でお金を出すつもりのない態度は交際終了になりかねない行動です。

その場の雰囲気で割り勘になることもありますが、食事代をご馳走したり、お金を出すのはお相手への好意の表れです。

2回目デートの流れ

2回目のデートに行くことができれば順調に進んでいます。

お見合いを含めて3回会うことができれば、最初の印象とは違ったというお断りをされることはほとんどありません。

2回目のデートで気を付けるポイントを解説してきます。

連絡は毎日する

連絡の頻度は欠かさず落とさないようにしましょう。

連絡が1日以上空いてしまうとお相手に脈なしサインとして伝わってしまう可能性があります。

毎日最低でも1通、理想は3〜5回以上です。

無理に話題を探す必要はなく、朝に「おはよう」、夜に「お疲れ」や「おやすみ」のLINEを送るだけで良いのです。

いつもあなたのことを思っていることが伝わればいいのです。

2回目デートの場所や時間

2回目のデートも休日ランチか仕事終わりのディナーが良いでしょう。

初デートがランチなら2回目はディナーへ、初デートがディナーなら2回目はランチへとメリハリのあるデートをするといろんなデートを楽しめます。

2回目デートの話題

初デート同様にお互いの周辺情報だけで話題をつなぐのは難しいでしょう。

共通の趣味や仕事の悩みや今までのキャリアの話、家族の昔話などを話題にしても良いでしょう。

身だしなみは手を抜かない

出会って最初の頃は身だしなみにも気を遣っていても、だんだんと雑になってしまうのはよくありません。

服装や髪型、爪や臭いなどはお見合い相手に限らず誰かと会う時には常に気を遣う癖をつけておきましょう。

敬語は崩したい

これから真剣交際や結婚を考えるお相手に対して、ずっと敬語なのはお互いに距離感を感じてしまいます。

できれば2回目のデートあたりでは敬語は崩しておきたいです。

もちろん相手との関係性や雰囲気次第にはなりますので、無理にタメ口にすると馴れ馴れしい印象を与えかねません。

できれば自然に「そうなんだぁ」など、独り言からタメ口に崩してみましょう。

お相手から「タメ口で話しませんか?」と言われることもあります。

そこで「いいえ、失礼になるので」と断ると、お相手は拒否をされた気持ちになります。

「じゃあ、お互いタメ口にしましょうね」と提案しましょう。

敬語を崩すことができれば、お相手との距離が一気に縮まります。

3回目デートの流れ

3回目のデートに行ければお互いのことがわかってきますので、恋愛関係に発展する可能性は高いです。

逆にお相手のことがわかったからこそお別れになるケースもあります。

3回目以降のデートはうまくいくか、お別れするかの分かれ道であることを知っておきましょう。

1日デートを取り入れる

3回目のデートなるとお互いの信頼関係が築けてきています。

そこで3回目には1日デートを取り入れましょう。

  • アトラクション
  • お寺巡り
  • 水族館
  • お酒が好き同士なら昼飲み
  • 商店街を食べ歩き

など。

1日デートを取り入れるだけでカップルっぽさがより深まるのでおすすめです。

3回目デートの話題

3回目のデートでは少し踏み込んだ話をしても良いでしょう。

  • 将来のこと
  • 子供のこと
  • 仕事のこと
  • 住む場所
  • 家を買いたいか賃貸か

など。

自然な流れでお相手の結婚観や価値観を聞いて見てみましょう。

手を繋ぐことがあればOK・・・ただし・・・

真剣交際に進めそうな雰囲気であれば、1日デートの良いタイミングで手を繋ぐのは良いです。

手を繋ぐことでより親密度が深まりますし、お相手にも好意が伝わます。

ただし、無理に手を繋ぐことはかえって逆効果な場合もあります。

特に男性が女性の手を握ったことで女性の熱が一気に冷めてしまう可能性もありますので、お互いの雰囲気を確かめながらにはなります。

真剣交際の告白はどうするの?

真剣交際に進むかはお互いの相談所を通してご本人に伝えられます。

お互いの流れで真剣交際に進むかを話し合っている場合には、相談所同士で話し合って決めることになっています。

仮交際中に「一緒にいて楽しい」「落ち着く」「気が合うね」などは伝えても良いでしょう。その方がお相手にも真剣度が伝わリます。

お相手と真剣交際に進めるかな?と心配にもなるでしょう。その場合は担当カウンセラーに相談してみましょう。

お相手の相談所と連携してお相手の気持ちを聞いてくれるかもしれません。

仮交際がうまくいく人の特徴

仮交際がうまくいく人はお相手との時間を楽しみ、お相手を楽しませることを意識しています。

「結婚相談所で活動しているのだから結婚相手を探している」もちろんその通りです。

ですが、お相手を探す意識だけで出会いを求めると自分が楽しむことやお相手を楽しませることを忘れてしまいます。

良縁のコツはお相手に笑顔で向き合うことです。