婚活をしていると、比較的早く成婚していく人もいれば、何年も婚活が長引いてしまう人もいます。

では、その違いは何なのでしょうか。

見た目でしょうか。年収でしょうか。年齢でしょうか。

もちろん、婚活では条件も関係します。

しかし、結婚相談所で会員さんの活動を見ていると、それ以上に大きな違いがあると感じています。

それは、「自分のやり方を変えられるかどうか」です。

私は、婚活における本当の積極性とは、単純な「行動量」ではなく「変化量」だと考えています。

たくさん申し込めば「積極的」なのか?

婚活をしている人から、「私はかなり積極的に活動しています」「毎月たくさん申し込んでいます」「毎週お見合いしています」という話を聞くことがあります。

もちろん何もしないよりは圧倒的にいいです。

申し込みをしない、デートにも誘わない、LINEも返さない。

ずっと受け身で待っている。

これでは、なかなか婚活は進みません。

では反対に、毎月100件申し込む、毎週お見合いに行く、仮交際になれば連絡をする、デートにも行く。

ここまでやっていれば「積極的な人」なのでしょうか。

私は最近、少し違うんじゃないかと思っています。

「真面目に活動している」と「積極的」は少し違う

例えば仕事で考えてみてください。

毎日ちゃんと出勤する。遅刻しない。与えられた仕事をする。

もちろん素晴らしいことです。

でも、その人を「積極的な人」と表現するかというと少し違いますよね。

どちらかというと「真面目な人」です。

積極的な人というのは、「もっとこうした方がいいんじゃないか」「このやり方を試してみよう」「前回うまくいかなかったから次は変えてみよう」と考えて、実際に自分の行動を変えていく人ではないでしょうか。

婚活も同じです。

婚活で本当に積極的な人は「変化している」

お見合いに行く、デートに行く、LINEを返す、申し込みをする。

これはもちろん大切です。

ただ、それだけでは「婚活をこなしているだけ」になってしまうことがあります。

本当に大切なのは、その中で何を変えているかです。

例えば、プロフィールを見直す、写真を変える、申し込む相手を変える、服装を見直す、お見合いでの会話を振り返る、LINEの送り方を変える、デートの場所や内容を工夫する、仲人からのアドバイスを試してみる。

こうやって「ああでもない」「こうでもない」と試しながら変化していく。

私は、これが婚活における本当の積極性だと思っています。

婚活の積極性は「行動量」ではなく「変化量」

極端な話、100回お見合いをしても、100回まったく同じことをしていたらどうでしょうか。

同じ話し方をして、同じような相手に申し込んで、同じようなデートをして、同じところで交際終了になる。

そして101回目も同じことを繰り返す。

行動量だけを見れば、ものすごく頑張っています。

でも、婚活のやり方そのものは何も変わっていません。

逆に、お見合いが10回だったとしても、1回目より2回目、2回目より3回目と少しずつ話し方や考え方、相手との向き合い方が変わっている人もいます。

私は後者の方が本当の意味で積極的に婚活していると思っています。

婚活の積極性とは「行動量」ではなく「変化量」です。

お見合いやデートのあとに「余韻」を残す

これは私自身も感じることがあります。

先日、結婚相談所の勉強会に参加して、初対面の方々と話す機会がありました。

終わったあとは結構疲れましたが、そのあとに少し「余韻」が残るんですよね。

「あの話し方どうだったかな」「自己紹介ちょっと微妙だったかな」「あそこは結構うまく話せたな」「あの人の話し方は参考になったな」と自然と振り返っています。

お見合いやデートも同じだと思います。

帰り道に「あの返答は微妙だったかな」「あの話は盛り上がったな」「もう少し相手の話を聞けばよかったかな」「なんとなく違和感があったな」と少し考えてみる。

この「余韻」が大切です。

余韻が振り返りになり、振り返りが次の変化につながります。

「はい次」で終わっていませんか?

一方で、お見合いに行ってダメだったら「はい次」、デートに行って交際終了になったら「はい次」という状態になっていることがあります。

もちろん、すべてのお見合いや交際終了を深く反省する必要はありません。

婚活には相手との相性があります。

単純に相手から好かれなかっただけということもありますし、タイミングが悪かっただけということもあります。

何でもかんでも「自分の何が悪かったんだろう」と考える必要はありません。

ただ、同じようなところで何度もつまずいているのであれば、一度立ち止まって「次は何を変えるのか?」と考えた方がいいと思います。

仲人は「答えをもらう人」ではなく「一緒に考える人」

結婚相談所で婚活するのであれば、仲人の使い方も非常に重要です。

例えば、何かうまくいかなかったときに「これどう思いますか?」と相談するのも、もちろんいいと思います。

でも、さらに一歩進めるなら、「私はこういう理由だったと思うので、次はこうしてみようと思うんですけど、どう思いますか?」「前回アドバイスしてもらったことを試したらこうなりました。次はどうしましょう?」という相談ができると、婚活はかなり変わってきます。

自分なりの仮説を持つ。

実際に行動してみる。

結果を見て相談する。

そして、また少し変えてみる。

この繰り返しです。

仲人としても、このような相談をしてもらえると一緒に作戦を考えやすくなります。

仲人が深掘りするのには理由がある

お見合いがうまくいかなかった。交際終了になった。それだけでも落ち込んでいるのに、「どうしてだと思いますか?」「どんな会話をしましたか?」「そのときどう対応しましたか?」と聞かれる。

会員さんの立場からすると、仲人からいろいろ聞かれるのはしんどいこともあると思います。

「もうええやん……」と思うこともあるでしょう。

だから私も、何でもかんでも深掘りするわけではありません。

「これは相性ですね」「今回は仕方ないですね」「単純に好かれなかっただけかもしれないですね」と思うこともあります。

でも、「これは取りこぼしているな」と思うときがあります。

ここは改善できたんじゃないか。ここはもったいなかった。ここを変えれば次はうまくいくかもしれない。そういうときは、私も結構深掘りします。

もし仲人からいつもより深く聞かれたら、「ここは次の婚活につながるポイントなのかもしれない」と考えてみてください。

責めたいわけでも、反省させたいわけでもありません。

次に同じことが起きないように、一緒に考えたいからです。

成婚する人は「失敗しない人」ではない

婚活がうまくいく人というと、お見合いで失敗しない、会話がうまい、異性からモテる。

そんな人を想像するかもしれません。

でも、実際はそんなことはありません。

成婚する人だって普通に失敗します。

お見合いで変なことを言ってしまうこともあります。

デートで相手との距離感を間違えることもあります。

いいと思っていた人から交際終了されることもあります。

大切なのは、失敗しないことではありません。

失敗から何かを持って帰れるかどうかです。

一つでも持って帰って、次の婚活で少し変えてみる。

それを繰り返している人は、婚活を始めた頃とは少しずつ変わっていきます。

「こんなに頑張っているのに」と思ったときこそ考えてほしい

もし今、「毎月たくさん申し込んでいる」「お見合いにも行っている」「デートもしている」「こんなに頑張っているのに、なぜうまくいかないんだろう」と思っているのであれば、行動量をさらに増やす前に一度考えてみてください。

「最近、自分の婚活で何を変えただろう?」

申し込み件数を50件から100件に増やすことだけが積極性ではありません。

申し込む相手を変える。写真を変える。プロフィールを変える。話し方を変える。デートの仕方を変える。相手を見る基準を変える。

そして、ときには自分の考え方そのものを変えてみる。

こうした小さな変化の積み重ねが婚活を前に進めていきます。

まとめ|婚活で成婚する人は「変化できる人」

婚活で成婚する人と長引く人の違いは、単純に「どれだけ頑張ったか」だけではありません。

大切なのは、行動したあとに、どれだけ変化できたかです。

お見合いをして、振り返って、少し変える。

デートをして、振り返って、また少し変える。うまくいかなければ、また考える。

婚活はこの繰り返しです。

たくさん申し込んだ人が積極的なのではありません。

たくさん変化できる人が、本当の意味で積極的な人です。

婚活で大切なのは、失敗しないことではありません。

失敗から何かを持って帰り、次の自分を少し変えられること。

その積み重ねが、成婚へ近づく大きな一歩になると私は考えています。