無料相談を受けていると、こんな悩みをよく聞きます。
「親が高齢だから地元を離れられません。」
「シングルマザーなので、子どもの学校を変えたくありません。」
「今の仕事も友人も地元にあるので、引っ越してまで結婚したいとは思えません。」
このような理由から、「地元にこだわると婚活は不利ですか?」という相談を受けることが本当に多いです。
結論から言うと、地元に住み続けたいこと自体は悪いことではありません。
ただし、その分だけ婚活の戦略を考える必要があります。
今回は、実際の婚活データや社会的な背景も交えながら、「地方に住み続けたい人の婚活」についてお話しします。
目次
地元を離れたくない人の婚活は、少しだけ不利になる
婚活では、条件を増やせば増やすほど出会える人数は少なくなります。
例えば、
- 〇〇市周辺限定
- 親と近居希望
- 転勤不可
- 子どもの転校はしたくない
このような条件があると、お相手探しの範囲は自然と狭くなります。
これは地元にこだわる人が悪いのではなく、単純に選択肢が少なくなるという話です。
実際に結婚相談所でも、「県外は難しいです。」「車で1時間以内で通勤できるところに住みたいです。」という希望を持つ方はたくさんいらっしゃいます。
実は「地元を離れられない人」は年々増えている
最近は親の介護を理由に、住む場所を変えられない人も増えています。
総務省の「就業構造基本調査」では、2022年の1年間で介護・看護を理由に離職した人は約10万6千人に上り、介護をしながら働く人も約365万人に達しています。
(参考:令和6年育児・介護休業法改正について【介護関係を中心に】)
つまり、「親の近くにいたい。」「何かあればすぐに駆け付けられる距離に住みたい。」という考え方は、今の日本では決して珍しいものではありません。
40代、50代の婚活では、親の介護や実家との距離も現実的な結婚条件の一つになっています。
地方だから結婚できないわけではない
「やっぱり東京や大阪の都市部じゃないと婚活は難しいんじゃない?」
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、婚活市場を見ていると必ずしもそうではありません。
IBJが公表している「成婚白書2024」では、成婚者は短期間で意思決定を行い、真剣に活動していることが分かっています。代表的な成婚者像では、男女合わせた活動期間の中央値は約9か月、交際期間は約4か月となっています。
つまり、出会える数が多いから成婚しやすいわけではなく、数を絞って出会った人と真剣に向き合うことが成婚に直結しているのです。
地方には、
- 価値観が近い人と出会いやすい
- 生活スタイルが似ている
- 家族を大切にする考え方を共有しやすい
という大きなメリットがあります。
実際、私は結婚相談所を運営していて、「地元を離れたくない同士」が出会い、成婚されるケースも見てきました。
地元婚活では「条件を増やしすぎない」ことが重要
婚活が苦戦する人の特徴として、
- 地元限定
- 同年代限定
- 初婚限定
- 年収600万円以上
- 子ども希望
というように、条件をどんどん積み重ねてしまうケースがあります。
地元に住みたいという条件は、人生を考えれば十分理解できます。
だからこそ、「地元だけは譲れない。」その代わり、
「年齢は少し幅を広げよう。」
「お相手に求める年収は現実的なラインにしよう」
という柔軟さを持つことで、出会いの可能性は大きく広がります。
地元婚活だからこそ「積極的に申し込むこと」が大切
ここが一番大事なポイントかもしれません。
地元にこだわるということは、対象となる人数が限られるということです。
つまり、待っているだけでは出会いが増えません。
IBJの毎年出している成婚白書では、成婚者のお見合い数は「1~5回」「6~10回」がボリュームゾーンとなっています。
つまり、多くの人が実際に会う行動を積み重ねた結果として成婚していることが分かります。
私も婚活サポートをしていて感じますが、
地元にこだわる人ほど、
「断られたらどうしよう。」
「こんな条件の自分なんて。」
と慎重になり、自分から申し込みをしない傾向があります。
でも、婚活は待っているだけでは進みません。
むしろ、「地元に住み続けたい」という譲れない条件があるからこそ、自分から積極的に出会いを作りにいく。
この姿勢がとても大切です。
実際に私の結婚相談所でも、自ら積極的にお見合いを申し込んでいる人の方がご成婚につながっています。
バツイチ男性やシングルマザーは地元婚活と相性がいい
私の相談所にはバツイチ男性やシングルマザーの相談が多くあります。
- 子どもとの面会交流
- 親のサポート
- 仕事や地域とのつながり
こうした理由から、地元を離れられない人は少なくありません。
だからこそ、同じような価値観を持つ相手を探すことが重要です。
婚活は条件だけで相手を選ぶものではありません。
「この人となら今の生活を大切にしながら、一緒に歩んでいけそう。」
そう思える相手と出会うことが、幸せな結婚への近道だと私は考えています。
地元を離れたくないことは、わがままではない
婚活をしていると、「そんな条件じゃ難しいよ。」と言われることもあるかもしれません。
大切なのは、「地元に住みたい」という現実を受け入れ、その条件の中で一緒に人生を歩める相手を探すこと。
私は、それが長く幸せな結婚生活につながると思っています。
無理に都会へ行くことが正解ではありません。
地元を離れたくない人の婚活は、多少条件が狭くなるのは事実です。
- 条件を増やしすぎないこと
- 少しだけ行動範囲を広げること
- そして何より、自分から積極的に申し込むこと
この3つを意識するだけで、婚活の結果は大きく変わります。
私の結婚相談所でも、
- 親の近くにいたい
- 子どもの環境を守りたい
- 慣れ親しんだ土地で暮らしたい
そんな理由で婚活を始める方はたくさんいらっしゃいます。
その人の人生を大切にしているからこその価値観です。
現実的にどんな相手を探せばいいのか、一緒に作戦を考えながら婚活を進めています。
もし同じような悩みを抱えているなら、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。