結婚相談所で婚活していてもうまくいかないこともありますよね?
婚活は初対面の異性と関係性を構築していくことになりますので、お相手との関係性が浅いうちはプラスよりもマイナスな印象を与えて嫌われないことの方が大切です。
「どうすれば婚活がうまくいくのか?」を考えることも大切ですが、それ以上に「どうすれば失敗しないのか?」の方が重要なのです。
絶対にうまくいく方法はありませんが、絶対にうまくいかない原因はあります。
ここでは結婚相相談所の婚活がうまくいかない原因と解決策を解説しています。
目次
お見合いが成立しない原因
お見合いが成立しないのは、
- 申し込みをしてもマッチングしない
- 申し込みがこない
どちらかです。
お見合いが成立しない原因は?
- 申し込みの数が少ない
- 希望条件が高い
- 相手から選ばれていない
これらの原因があります。詳しく見ていきましょう。
申し込みの数が少ない場合の解決策
結婚相談所で申し込みをした際のお見合い成立率は6.2%(2022年IBJ調べ)です。
ということは、1人とお見合いをしようと思えば最低でも10人は申し込みしなければいけません。
「5人に申し込んだのにお見合いが決まらない」と嘆いていても1人もお見合いが成立しないことはよくあります。
週に何人、あるいは月に何人お見合いするのか目標を立てましょう。
例えば、週に1回、つまり月に4人とお見合いしようと思えば、月に40人は申し込むつもりでいた方が良いでしょう。
希望条件が高い場合の解決策
「たくさん申し込みはしているのにお見合いが成立しない・・・」
お見合い成立率は約6%ですので、それ以下のお見合い成立率ですと希望条件が高すぎて選ぶ相手を間違えているのかもしれません。
【高すぎる条件】
初婚の身長175cm以上で有名大学を卒業していて、将来有望な職業に就いていて年収500万円以上の爽やかなイケメンがいい。
結婚相談所に入会したのだから理想的な人と結婚したい気持ちもあるでしょう。
理想を持つことは大切なのですが、条件を緩めてみるとお見合いが成立しやすくなります。
ポイントは条件をガチガチに決めてしまわないということです。
例えば、このように条件を緩めてみましょう。
【条件を緩めた場合】
私と同じ初婚だと嬉しいけど、離婚歴があっても子供がいなければ気にしないかな。身長は自分より少し高ければ嬉しい。学歴は気にしないけど仕事熱心で健康的で優しい人がいい。
理想の条件を下げるというよりも、緩めてみることが大切です。
どうしても年収500万円でないといけない理由があるなら譲れない条件かもしれませんが、そこまで拘りがある人はほとんどいません。
何となく「お相手の年収はこれくらい欲しいかな」という曖昧な理由で希望条件を出していたなら、仮に年収400万円だとしてもパートナー候補に挙げてもいいでしょう。
「希望の年収500万円以上じゃないけど、せっかくのご縁だし会ってみようかな」と気軽にお見合いをしてみると思った以上に素敵な人かもしれません。
また、年収は変動しますから若い方ですと仕事によってはいずれ昇給する可能性もあります。
条件に縛られて自分に合ったパートナーを逃さないようにしましょう。
相手から選ばれていない場合の解決策
どういうお相手を選ぶのかも大切ですが、お相手から選ばれなければお見合いは成立しません。
お見合いで選ばれるかどうかは
- ぱっと見た時の写真の印象
- 自己紹介文
で決まります。
最初から条件で選ばれない場合はやむを得ませんが、写真の印象や自己紹介文で魅力が伝わっていないなら勿体無いです。
婚活と並行してダイエットや美容に力を入れたり、髪型を変えたり、プロに服装のアドバイスをもらうなど外見を今よりも魅力的にすることで、希望条件を変えなくてもワンランク上のお相手から選ばれるようになるかもしれません。
さらにプロのカメラマンに写真を撮ってもらうと、ぱっと見た時の印象は変わります。
自己紹介文ではあなたの魅力が伝わる文章を意識しましょう。
ご自分の長所や趣味、休日の過ごし方、性格、仕事への思い、今までチャレンジしてきたことなどを記載しましょう。お相手に「きっと会うとこんな人なのだろうな?会ってみようかな」と思ってもらえる素敵な文章を考えましょう。
どんなデートがしたいのか、どんな結婚生活が理想なのかも合わせて記載することで、結婚観の合ったお相手とマッチングしやすくなります。
お見合い後プレ交際(仮交際)に発展しない原因
お見合い後プレ交際(仮交際)に発展しないのは、
- 期待していた人ではなかった
- また会いたいと思わない
などが原因です。
お見合い後にお断りされるのはなぜ?
- 思っていた人と違うと思われた
- 外見で気に入られなかった
- 会話でミスをしている
これらの原因があります。詳しく見ていきましょう。
思っていた人と違うと思われた場合の解決策
こちらも思っていた人とのお見合いじゃなかったという場合もあります。その場合でも選ばれる努力と工夫をしましょう。お相手から選んでもらう分には何も悪いことはありません。
問題なのは、お相手に選んでもらえなかった場合です。
「写真と違う人が来た」と思われたとしても、プロフィール写真が仮に奇跡の一枚だったのかもしれませんが、ご自分に変わりはないわけですから、写真通りの素敵な人になればいいのです。
体型、美容、化粧、服装、姿勢などの見た目の改善に努めましょう。
自己紹介文で思っていないことを書いていた場合もお相手との話が噛み合わないことがあります。
カウンセラーに「この文章の方がいい」と訂正されて、いい人に見られるように文章を盛りすぎた場合もあるでしょう。
魅力的に見られるように文章を工夫することは大切ですが、正直な気持ちを”より良く”見せる文章であることが大切なのです。
外見で気に入られなかった場合の解決策
「外見より中身が大事だから、外見で選ばれないなんてこっちから願い下げ」と怒る気持ちもあるかもしれませんが、現実的には外見でお断りされるケースがかなり多いです。
あなたもどれだけ美味しい料理を出してくれるお店であっても、外観が汚れていたらそのお店には入りたくないですよね?
とびきりイケメンでなくても美人でなくても良いのです。ここでいう外見とは、一緒にいる時に不快感がないかというものです。
外見でお断りされる原因には、
- 見た目の清潔感がない
- 体臭・口臭
- 歯が汚い
- 服がヨレヨレ
- 食事のマナーが良くない
などがあります。
これらの理由でお断りされる場合が多いです。
しかも、お見合い後のお断り理由に外見のことなどほとんど言われません。お断りする方も気を使いますので。
本当のお断り理由を教えてもらえない以上、自分で気づいて直していくことが大切なのです。
- 服装をチェック
- 臭いをチェック
- 歯の黄ばみ、着色チェック
- 食事マナーのチェック
ファッションに自信がなければカウンセラーなど第三者の意見を取り入れてみましょう。
体臭や口臭で幻滅されることも少なくありません。臭いは本人では気づかないことが多いのでお見合い前はお風呂に入って体を洗う、食後の歯磨きを欠かさず行うなど、日頃から気をつけておくことが大切です。
また、歯の汚れでお相手からビックリされるケースもあります。歯の黄ばみ、着色は普通の歯磨きでは落ちないこともあります。1〜2ヶ月に1回歯医者へ通い綺麗な歯を保つように努めましょう。
食事マナーで相手を不快にさせることもあります。クチャクチャ音を立てていたり、食べ方が汚かったなどのケースもあります。箸やお皿の持ち方なども案外みられています。食事マナーはよほどでなければお断り理由にはなりませんが、お見合いの段階では指摘もされづらいものです。お見合いでは特に意識して臨みましょう。
外見を整えることは、一緒に過ごすパートナーへの最低限のマナーではないでしょうか。
会話でミスをしている場合の解決策
会話のミスで多いのが、
- 相手を見定める
- 自分の話ばかりして相手の話を聞かない
- 会話が受け身すぎる
などがあります。
最も良くないのが相手を見定めることです。
結婚相手を選びに来ている意識が強い人は、無意識に相手を見定めてしまっているので注意が必要です。
「将来子供は何人欲しいのですか?」「結婚したら仕事は辞めるのですか?」など初対面ではあり得ないような質問をしてしまう人もいます。特に女性がこのような発言を聞くと不快感を覚えるはずです。
また、自分の話や自慢話をする人は男性に多いのですが、意外と女性にも多いです。
話をして盛り上げることも大切ですが、自分にとって知らない話や興味のない話は聞かされる方は疲れてしまいます。相手の興味のある話題を引き出して盛り上がるように心がけましょう。
逆に会話が盛り上がらず、常に受け身なコミュニケーションをとる人もいます。質問に答えるだけや「その質問はお答えできません」などのように自分の情報を話したがらない人もいます。
お見合いの場は出会いの第一ステップです。
結婚はご縁ですので、一人ひとりの出会いを大切にしましょう。
お見合いでは、
- 自分も相手も楽しむこと
- お相手に共感すること
- お相手を褒めること
を意識してみてください。
お見合いは相手を見定める場所ではありません。
せっかくの出会いですので、コミュニケーションを楽しみましょう。
もし「あ、好きになれないかも」と思っても、相手を楽しませるという経験の蓄積が いずれ素敵なパートナーを引き寄せる力になります。
プレ交際(仮交際)が終了になる原因
プレ交際(仮交際)が終了してしまうのは、
- プレ交際中のライバルが選ばれた
- 交際を続けるのが難しいと判断された
大まかにはこれらの原因があります。
プレ交際(仮交際)が終了してしまうのはなぜ?
- 他の人と真剣交際に移った
- 連絡頻度が少ない
- 連絡やデートが受け身
- 価値観のズレ
これらの原因があります。詳しく見ていきましょう。
他の人と真剣交際に移った場合の解決策
プレ交際は複数人とできます。そのため他の人との競争に負けてしまうこともあります。
あなたが「他の人と連絡は取らないでほしい」と願っても、結婚相談所のルール上問題がないため他の人へ行ってしまうのは仕方がないことです。
自分がお相手にとっての一番になるように努めしょう。
あるいは自分も複数人と連絡をとり、出会いのチャンスを作っておきましょう。
ただし、プレ交際の人数が多すぎると連絡や会う頻度が減り、お相手から交際終了の通知を受けてしまう可能性があります。プレ交際は多くても3人くらいがベストです。
連絡頻度が少ない場合の解決策
プレ交際後はマメに連絡を取ることが推奨されています。
連絡頻度が多ければ多いほどうまくいきます。
相手の負担になる程しつこい連絡は論外ですが、連絡の頻度は相手への興味の表れでもあります。
「単純接触効果」という人間心理もありますから、たくさん相手とコミュニケーションをとっている方が関係性が深ります。1回に長い時間よりも、短い時間でも回数が多い方が親近感が湧くというものです。
「LINEで何を送ればいいのかわからない」という人は、連絡を習慣化しましょう。
朝に「おはよう、仕事頑張ってね」 「お仕事お疲れ様、今日は忙しかったからゆっくり休むね」 「今日はこんなお店見つけたよ、良かったら今度一緒に行こう」 など、朝と夜の2回は必ず連絡を取るようにしましょう。
連絡やデートが受け身の場合の解決策
LINEで質問しても「そうだね」など一言文を送る人がいますが、話題を提供してばかりだとお相手は疲れてきます。
LINEが苦手ならお相手と同じ質問を返してみましょう。
「嫌いな食べ物なに?」と聞かれたなら、「辛いものが苦手かな?〇〇さんは?」と返すだけでもいいのです。
また、デートをすべてお相手任せにするのも負担になります。
- 何が食べたいのか
- どういう遊びがしたいのか
- どういう場所に行きたいのか
お相手がデートプランを考えやすいようにヒントを与えましょう。
価値観のズレの場合の解決策
お付き合いが深まると価値観のズレは必ず生じるものです。育ってきた環境が違うわけですから違って当然です。
結婚を前提に相談所を利用しているわけですから、結婚生活の理想は誰しもが持っているでしょう。
- 子育てや将来のために貯金をしたい
- 結婚したら家を買いたい
- 車を買いたい
- たくさん旅行に行きたい
- 趣味を優先したい
- 子供が生まれたら塾にも大学にも行かせたい
これらは結婚してからの話ですが、そういった将来の価値観のズレで交際が終了することもあります。
価値観のズレで終了することは悪いことばかりではありませんが、結婚生活ではお互いの意見を擦り合わせることも大切なのです。
自分の理想ばかりを押し付けてしまっては、結婚してもすれ違いが生じてしまいます。お相手の意見も取り入れる柔軟性が必要です。
真剣交際中にお断りされる(成婚に至らない)原因
真剣交際中にお断りされる(成婚に至らない)原因は、
- 結婚観
- 生き方、考え方
の違いが大きな原因です。
細かい意見や考えの違いもありますので、詳しく見ていきましょう。
真剣交際が終了になる(成婚に至らない)のはなぜ?
- 結婚生活の意見のズレ
- お金の使い方のズレ
- 親との関係
これらの原因があります。詳しく見ていきましょう。
結婚生活の意見のズレへの解決策
真剣交際にもなると具体的な結婚生活の話題が出てくるはずです。
- 住む場所
- 働き方、通勤の距離など
- 家を買うのか借りるのか
- 子供は欲しいのか
など話し合うことがたくさんあります。
理想の結婚像はある程度あるでしょうが、それはお相手も同じです。
「自分はこうしたい」だけでなくお互いに意見を擦り合わせることが大切です。
どうしても結婚相手としては見れない場合は交際終了になっても仕方がないです。
交際終了がすべて悪いわけではありませんが、真剣交際に至る機会はそう多くはありませんので、お互いに歩み寄る姿勢が大切です。
お金の使い方のズレへの解決策
結婚生活にはお金の問題は付きものです。
お金の使い方や価値観は、その人の育ってきた環境や収入、これまでの金銭感覚で決まります。
結婚前後の大きなイベントは結婚式や指輪、新婚旅行、家のことです。
結婚はある人にとっては夢でもありますので、盛大にお金を使いたい人もいるでしょう。
お互いがその気持ちなら何も問題はありませんが、結婚式や指輪、新婚旅行にお金を使いすぎて結婚生活が金欠になり仲がギクシャクすることもあります。
「何にいくらお金を使うのか」は結婚前に話し合っておきましょう。
親との関係への解決策
結婚に親は関係ないと考えている人もいるでしょうが、意外と親と子の関係で結婚生活が破綻することもあるので重要です。
親と子どちらかが依存していたり、あるいはお互いに依存する共依存の場合結婚後に悩むことになるかもしれません。
お相手が自分よりも親の意見を尊重したり、親が結婚生活に口を出ししてくるケースも案外多いです。
結婚相手として選ぶなら「精神的に自立した人なのか」も見ておきましょう。
婚活がうまくいかなくても焦らないこと
結婚相談所を利用して結婚に至る確率は約20〜40%と言われています。
婚活疲れや婚活披露症候群などの言葉もあるくらい婚活が原因で鬱(うつ)になる人もいます。
婚活はそれくらい大変なことです。
「婚活に疲れた・・・」「うまくいく気がしない・・・」と感じていれば一度お休みするのも良いでしょう。
休会期間に視野が広がったり、気持ちが軽くなってうまくいきだすことも多いです。
結婚前後の不安からマリッジブルーになる人もいます。不安を解消するためにカウンセラーがいますので、気軽に相談してみてください。