子連れの人が再婚すると考えると難しい印象を受けるでしょうか?
子供と新しいパートナーとの関係も不安・・・
マッチングアプリや婚活パーティーなどに参加すると、確かに子連れの方はマッチングしづらいです。
子連れの再婚だといろいろ悩むこともあるでしょう。
ここでは、子連れで再婚する手順と方法を解説しています。
初婚より再婚はしやすい
4組に1組は再婚している
上記のデータを見ると、結婚するカップルのうち夫又は妻のどちらかが再婚であるカップルの割合は26.7%です。
つまり、4組に1組は再婚ということです。
また、年々再婚するカップルが増えていることもわかります。
35歳を超えると初婚より再婚はしやすい
上記の表は初婚率を表したものです。
離婚した人の5年以内の再婚率を表しています。
初婚の場合若いほど初婚も再婚もしやすいのですが、35歳を超えると男女ともに急激に初婚率は下がっています。
一方、5年以内の再婚では35歳以上でも再婚率は高い水準で維持しています。
データの結果をまとめると、若いうちは初婚も再婚もしやすい。
年齢を重ねると(35歳以上)初婚はしづらく、再婚はしやすいことがわかります。
上記のデータを見ると、初婚よりも再婚の方が成婚率は高いようです。
また、IBJが毎年出している成婚白書では、女性は子供なしが成婚しやすく、子供がいた場合は子連れの方が再婚しやすく、別居の場合は最も再婚しづらい傾向にあります。
離婚している人は魅力的な人が多い
離婚している人は一度でも「この人と将来を共にしよう」と選ばれた人ですので、魅力的な人が多いです。
結婚を経験している人の魅力は、
- 家事・育児に慣れている
- 包容力がある
- 余裕がある
- 落ち着いている
- 子育ての経験があると少々のトラブルにも動じない
このあたりでしょうか。
また、普段は子育てをしていて気を張っているため他の人に頼る機会が少ないのです。
子供の前ではしっかりしたお母さん、お父さん。でも恋人の前では甘える。そんなギャップのある人も多いです。
結婚相談所は子連れの再婚がしやすい理由
マッチングアプリだと子連れの再婚は不利
気軽に婚活を始める人の中にはマッチングアプリを利用する人もいるでしょう。
しかし、マッチングアプリの年齢層は20代から30代前半の未婚の方が多く、離婚者の数は少ないです。
特に子供のいる方のマッチング率は非常に悪いです。
「未婚の時はこんなことなかったのに、離婚して子供がいると全然マッチングしなくなった」という話をよく聞きます。
結婚相談所ではお相手が「再婚OK」かわかる
離婚している人がもし未婚の方を希望する場合には、マッチングアプリでは誰が「再婚OK」「子供がいてもOK」なのかがわかりません。
当てずっぽうでいいねを送って反応をみて確認していくしかありませんので、マッチングアプリでは効率が悪くなってしまいます。
一方、結婚相談所ではお相手が「離婚している方はNG」「お相手による」といった希望条件がわかるようになっています。
離婚している人にとって、結婚相談所では誰にアプローチをすれば再婚しやすいのかわかりやすいシステムになっています。
結婚相談所だと忙しくても婚活がしやすい
マッチングアプリではメッセージ上のやり取りが多くなり、忙しい人にとっては面倒になりますよね。
- 子育てや家事で時間がない
- 子供の都合で会う時間も取れない
- マッチングアプリでは連絡が途絶える
- 会う約束をしていたのにドタキャンされる
マッチングアプリは安い分気軽にできるのですが、そういった手間やリスクもあリます。
結果的に再婚活がうまくいかないことが多くなります。
一方、結婚相談所ではお見合いの日程調整はカウンセラーが行います。
お見合いのキャンセルや当日ドタキャンは違約金が発生しますので、よほどの事情がなければ予定変更は起こりません。
子供の行事や仕事で忙しくて時間のない人ほど結婚相談所の婚活が向いています。
結婚相談所は高年収の方が多いため子連れでも養う能力が高い
結婚相談所の年収のボリュームゾーンは 500〜699万円と、一般的な平均年収430万円に比べて高めです。
結婚相談所で婚活する人の年齢は35〜39歳が最も多く、結婚相談所は高年収の方が集まっているといえます。
「高年収だから子連れは気にしない」という人ばかりではありませんが、「子連れの方でも素敵な方ならいい」と考えている方も多くいます。
結婚相談所は結婚するための環境が整っている
一度結婚を経験している人は、結婚生活に何が大切なのか、どういうお相手を選べば良いのかを学んでいます。
結婚相談所は結婚前提の出会いを提供しているので、マッチングアプリや婚活パーティーなど他の婚活サービスに比べて結婚するための環境が整っています。
【子連れの再婚】経済面の不安を解消するには
共働きなら経済的に楽
子連れで再婚する場合、「子供がいるとお金がかかる」という心配があります。もちろん子育てはお金以外の課題も多くありますが。
どちらかの年収が高ければ経済的には問題ないでしょう。
しかし、お互いが一般的な年収ですと共働きであれば経済的には楽になります。
お付き合いの段階でも経済的に余裕があるなら、結婚して同居すれば経済的にはもっと楽になるはずです。
子供に使うお金を計算してみる
自分が初婚でお相手が子連れの再婚だった場合、初婚の方からすると「子供に使うお金」が気になる人は多いです。
漠然とした不安を抱えるよりも、子供一人にどれくらいの学費や生活費がかかるかを計算してみてください。
例えば、小学校、中学校、高校、大学までの学費を洗い出してみましょう。
年間では、
- 公立小学校約32万円(私立約160万円)
- 公立中学校約50万円(私立約140万円)
- 公立高校約50万円(私立約100万円)
- 大学約100万円(ピンキリ)
です。
食費は子供一人月に2〜3万円。その他もろもろ生活費はあるでしょうが。
長い目でみると高額に感じますし、年間でみると100万円以下、月に10万円以下です。
共働きなら夫婦で折半しますので、経済的な負担は軽減されます。
子連れのお相手とお付き合いの段階で経済的にきつさを感じていなければ、結婚すれば同居になるわけですから食費やデート代などは結婚した方が楽になるはずです。
また、子供への教育費や自分達に使う嗜好などのお金の使い道についてはよく話し合っておく必要があります。
連れ子と養子縁組を組むか
連れ子と養子縁組を組むことも検討するでしょう。
養子縁組を組むことで、戸籍上連れ子とは実の親子となります。
養子縁組を組む一番のメリットは、夫婦の財産相続権が子供にも与えられる点です。
尚、連れ子の再婚や養子縁組を組むことで、今まで元パートナーから養育費ももらっていた場合に減額される可能性が高くなります。
【子連れの再婚】子供とパートナーの関係を深めるには
子供の父親(母親)代わりを期待しない
子連れで再婚活をしている人で気を付けてほしいことがあります。
親心として子供優先なのは当然です。
ですが、お相手は他人の子供の親になるために婚活をしているのではないことを理解しておきましょう。
お相手はパートナーと幸せに暮らすことを優先に考えています。
順番としては、お相手と仲良くなった後でパートナーが大切に思う子供も大切にしようと考えるものです。
この順番は間違えないことです。
連れ子とパートナーの関係を深めるには
子供のいる方とお付き合いをしたり、結婚までをイメージがしづらいでしょう。
- お相手の子供を受け入れられるかな?
- 子供と仲良くなれるかな?
など不安になるはずです。
もちろん子供はもっと不安に感じているでしょう。案外、子供の方が社交的な場合もありますが。
お相手の子供とは、段階的に関係を深めていくとうまくいきやすいです。
- 子供の写真や動画を見せてもらう
- 子供を含めた友人など大人数で会う
- 子供と短時間遊ぶ(子供の好きなゲームやおもちゃを持っていくと喜ばれます)
- 子供を連れてお出かけ
- 子供がいるときにお泊まり
- 子供を含めて旅行
段階的に子供との時間を作っていけば、お相手と子供の関係が深まっていきます。
子供との適度な距離感を保つ
子連れのお相手との結婚生活で、子供との距離感も考えておきましょう。
同じ空間に居すぎると違和感やストレスを感じてしまう人もいますので、子供部屋や自分の部屋を用意するなど程よい距離を作ってもいいかもしれません。
子連れに限らず居心地の良い空間を作ることを心がけて、住む場所や居住スペースについてはパートナーとよく話し合いましょう。
パートナーに寄り添う
連れ子の再婚で子供がどう感じるか心配する人もいるでしょう。
子供にとって一番安心するのは、親が笑顔でそして元気でいることです。
「自分の親が笑顔なのはこの人がいるからだ」と子供に感じてもらえれば、子供も心を開いてくれます。
「お相手の子供を我が子として愛せるかな?」と心配するなら、姪っ子や甥っ子と関わる気持ちでいいでしょう。
血の繋がった子供のように愛することは難しいかもしれませんし、お相手もそこまでは望んでいる人は少ないです。
好きなパートナーの子供ですから、子供もパートナーに顔がよく似ていますので違和感は少ないはずです。
パートナーとの間に子供が産まれても連れ子と差をつけない
再婚相手との間に子供ができた場合、連れ子と差をつけて関わってしまう人もいます。
そんなつもりはなくても無意識にしてしまうことがあります。
だからこそ、意識する必要があります。
平等に愛情を注いであげましょう。